パキスタン北部のカラコルム山脈の山々=2013年、武石英史郎撮影
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 パキスタン北部のカラコルム山脈にある7千メートル級の山で12日までに、日本人の登山者2人の行方が分からなくなった。在パキスタン日本大使館によると、2人は50代と30代のいずれも男性で、スパンティーク峰(標高7027メートル)の登頂を目指していた。地元当局は、遭難した可能性があるとみて捜索している。

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 地元紙ドーンによると、2人は標高5300メートルの「キャンプ2」に10日に到着。翌11日に別の日本人グループが現地に入った際には姿が見えず、崩落したような痕跡が見つかったという。

 2人の登山を手配した地元ツアー会社によると、地元当局は13日、上空から2人とみられる人影を発見したものの、急峻(きゅうしゅん)な地形で近づけず、14日も地上から現場へ向かうことを検討しているという。(バンコク=武石英史郎)

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