パナソニックは16日、業務用エアコンの一部でカタログに書いてある性能を満たさない製品などを販売していたと発表した。2015年以降にホテルや病院などに販売した「冷暖フリー」シリーズの63機種2916台で、冷暖房能力が2割不足するなどしていた。JIS規格を使わず、独自の測定方法を用いていたことが原因という。「制度の理解不足が原因」(担当者)としている。

 昨年12月に発表した「設備用床置タイプ」の性能不足の台数も、8機種668台から20機種1477台に増えた。設計変更の際に必要な試験をしなかったことが原因という。これで性能偽装の台数は計4393台となった。これで社内調査は終了し、今後は顧客への説明や補償の話し合いを個別に行うとしている。

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