2025年春夏の新作を発表するパリ・メンズファッションウィーク(パリ・メンズコレクション)が23日、閉幕した。最終日は複数の日本ブランドが続き、さながら「ジャパンデー」のようだった。
朝いちばんの「サカイ」(阿部千登勢)は、メンズに加え、春のウィメンズも発表。メンズでは、かっちりとした襟付きのシャツの下にカジュアルなクルーネックのシャツを合わせ、ほどよく力の抜けたルックが目立った。ウィメンズは曲線を描くトップスに、直線的なボトムをあわせたシルエットで、やわらかさと力強さが共存している。極端に肩部分が突き出たシルエットも際立っていた。
続くベッドフォード(山岸慎平)は、「休息への渇望」「せわしない日常からの逃避」に対する感情が新作への出発点だったという。オフィスワーカーから現場作業員などあらゆる働く人々が仕事を終えて帰る姿が着想源。ワークウェアの上からカジュアルなニットカーディガンを合わせるなど、気取らないシルエットでみせた。
毎シーズン、奇抜な演出で楽…