今夏のパリ五輪・パラリンピックの日本選手団が11月30日、東京・日本橋で応援感謝イベントを行った。約100人の選手たちは日本橋中央通りを約700メートルにわたってパレードし、沿道には約1万人の観衆が集まった。
日本選手団は2012年ロンドン大会、16年リオデジャネイロ大会の後は都内でパレードを行ったが、21年東京大会後は、新型コロナウイルスの影響で開催を見送っていた。
冒頭で、日本オリンピック委員会の三屋裕子副会長は「応援していただいた方々にありがとうと感謝を伝えるためのイベントです」と選手に呼びかけた。
五輪の体操男子団体金メダルの萱(かや)和磨(セントラルスポーツ)は「思ったより多くの人がこの場に来てくれて、夢のような時間だった」と感謝を口にした。
パラリンピックの自転車個人女子ロードレースで2連覇を遂げた53歳の杉浦佳子(総合メディカル)は「こんな大事な日にメダルを忘れてしまった自分に反省しかない」と笑わせた後、「私は障害だけでなく老化にもあらがっていかないといけないが、昨日よりも今日と、がんばっていきたい」と話した。