国連安全保障理事会は8日、パレスチナの国連加盟申請について協議を始めた。今月中にも方向性が出る可能性があるが、イスラエルを支持する米国は反対姿勢を崩しておらず、承認されるかは不透明なままだ。
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パレスチナが国連への加盟申請をするのは2011年以来約13年ぶりとなる。今月2日に検討再開を要請する書簡を国連のグテーレス事務総長らに送付していた。
今月の安保理議長国を務めるマルタによると、加盟条件を満たしているかなどを審理する委員会が安保理内で発足した。この日の午後に早速非公開会合を開いたが、議論は11日に持ち越された。
マルタは4月中に結論を出し…