米軍による長崎への原爆投下から、9日で80年。1発の爆弾で、7万人以上の命が奪われたとされます。被爆地の痛みと、悲しみは今も続きます。犠牲者を悼み、あしたの平和を願う営みをお伝えします。
12:00
パレスチナ代表、初参加へ
駐日パレスチナ常駐総代表部のワリード・シアム代表(大使に相当)は8日午前、パレスチナの現状について長崎市で講演。終了後、報道陣に「長崎のレジリエンス(回復力)と平和への献身に敬意を表するために、ここにいる」と述べた。
9日に市内である平和祈念式典に初めて参加するという。イスラエルも式典に招待されたことについて、「2日前もイスラエルはガザを攻撃した。彼らが何も学ばないのであれば、招待はするべきではない」とも述べた。
09:00
「きれいな水を届けたい」
長崎市松山町の平和公園にある平和の泉で8日、市内の小中高校生3人が水くみをした。9日の平和祈念式典で祭壇に捧げる水。「のどが乾いてたまりませんでした」などと記された石碑の前で、3人は「亡くなった方たちにきれいな水を届けたい」などと思いを込め、ひしゃくで水をくみ上げた。
3人は、市立西北小6年の池田小百合さん(11)、市立三川中3年の大原哲生(てっしょう)さん(14)、市立長崎商業高2年の栗原在(あり)さん(16)。式典では祭壇に水を捧げる役も担う。