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不信任決議案の採決を見守る関厚市長=2025年3月21日、鹿角市、滝沢隆史撮影

 秋田県鹿角市議会(定数18)は21日、関厚市長(71)に対する2度目の不信任決議案を賛成多数で可決した。地方自治法に基づき、関市長は同日付で失職する。50日以内に市長選が行われる。

 この日は、関市長が1度目の不信任決議案を受けて2月に解散した議会が改選後、初めて開いた臨時会だった。不信任決議の提案理由の中で、「パワハラが第三者委員会に認定されてもかたくなに非を認めようとせず、第三者委そのものを非難する有り様」などと厳しく市長を批判した。

 関市長は不信任決議案の再可決後、記者会見を開き、「鹿角市政をクリーンで誠実なものにしたいという思いや熱意はまだ失っていない。もう一度、鹿角市のかじ取り役を目指したい」として、出直し市長選に立候補する意向を表明した。

 関市長を巡っては、職員に「国だと地下鉄に飛び込むか、ビルから飛び降りる」と発言するなど計12の言動について、市の第三者委員会が1月にパワハラと認定した。

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