「秋の全国交通安全運動」が始まった21日、アドベンチャーワールド（和歌山県白浜町）の末っ子ジャイアントパンダ「楓浜（フウヒン）」の前で、園児らが交通安全を学んだ。
楓浜は「交通安全和歌山夢大使」が委嘱されていて、交通安全啓発のポスターに登場するなど、広報活動に協力している。
この日、同園のパンダラブ屋内運動場前で、町立日置保育園の園児を招いて「交通安全教室」があり横断歩道の渡り方などを県警の担当者らが説明した。屋内運動場には竹を並べて作った横断歩道と「てをあげよう」の文字が用意され、楓浜はメッセージの後ろに座りしっかりPR。園児11人は反射材を腕につけ、手をあげて、横断歩道を描いたシートの上を歩くなど、交通安全を学んだ。
夢大使は子どもたちが交通事故に巻き込まれず、夢に向かって成長することを願い、2019年7月に県警が彩浜（サイヒン）に大使を委嘱。22年に楓浜に引き継がれた。秋の全国交通安全運動は30日まで。（勝部真一）
