イスラエルの空爆を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは25日、イスラエル中部の商都テルアビブ近郊にミサイルを発射した。ヒズボラのミサイルがテルアビブ周辺に到達したのは初めてで、今後の戦闘の激化につながる可能性がある。
ヒズボラは25日朝、テルアビブ近郊のイスラエルの対外諜報(ちょうほう)機関モサド本部を狙ったミサイル攻撃をしたと発表した。ロイター通信によると、ミサイルは迎撃され、死傷者は報告されていない。
レバノンでは17~18日、ヒズボラのメンバーらが携帯するポケットベル型やトランシーバー型の通信機器が相次いで爆発し、国連によると計37人が死亡、3400人以上が負傷した。ヒズボラはモサド本部を攻撃目標とした理由について、「爆発の責任がある」とした。
イスラエル軍によると、24…