イスラエル軍は22日、レバノンの親イラン組織ヒズボラの後継指導者とみられていたサフィエディン師の死亡を確認したと発表した。幹部が相次ぎ殺害されているヒズボラにとって、さらなる打撃となる。
イスラエル軍の発表によると、サフィエディン師は、レバノンの首都ベイルートにあるヒズボラ諜報(ちょうほう)本部を標的とした約3週間前のイスラエル軍の攻撃で、他の幹部らとともに死亡したという。サフィエディン師は、イスラエルへの攻撃を指示する立場にあったとされる。標的となった諜報本部には、他にも同本部司令官らを含めた25人以上がいたという。
サフィエディン師は9月に殺害された最高指導者ナスララ師のいとこで、ヒズボラの意思決定機関シューラ評議会のメンバー。ロイター通信によると、レバノン南部出身で、イランの神学校に留学するなど、イランの革命防衛隊とも深いつながりがあったという。
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