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会見するフィンランドのオルポ首相=2024年12月11日、東京都千代田区の日本記者クラブ、友田雄大撮影

 訪日中のフィンランドのオルポ首相が11日、東京都内の日本記者クラブで会見した。オルポ氏はロシアによるウクライナ侵攻に北朝鮮兵が派遣されていることに懸念を表明。イランや中国がロシアに協力しているとして、「我々の方も緊密に協力しなくてはいけない」と日本に呼びかけた。

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 11月の米大統領選でウクライナへの巨額支援を批判してきたトランプ前大統領が勝利してから、ウクライナ支援国とロシアとの間で交渉が進む可能性が取りざたされている。

 オルポ氏はこれについて、「平和は望むが、ウクライナ国民が考える条件で、公正な平和にならなくてはいけない」として、ウクライナの頭越しに交渉を進めるべきではないとの認識を示した。ウクライナ領土の一部を譲歩する可能性が出てきたとしても「決めるのはウクライナだ」と強調した。

 フィンランドは、隣り合うロシアから脅かされてきた歴史を持つ。第2次世界大戦中にはソ連から侵攻を受け、多数の犠牲や一部領土と引き換えに、独立を守り通した経緯がある。

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