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会見の冒頭で説明をするフジテレビの港浩一社長(左)と嘉納修治会長=2025年1月27日午後4時8分、東京都港区、友永翔大撮影
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 フジテレビは27日、嘉納修治会長と港浩一社長が同日付で辞任した、と発表した。元タレントの中居正広さんが起こした女性とのトラブルに端を発した一連の問題の責任を取るという。フジは同日夕方、東京・台場のフジ本社で臨時取締役会後に会見を開き、両氏が辞任を報告。「(トラブルは)人権侵害が行われた可能性のある事案」などと述べ謝罪した。批判を浴びた前回会見から一転、この日の会見には、大勢の報道陣が詰めかけ、テレビなどで中継された。

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 後任のフジ社長には、親会社であるフジ・メディア・ホールディングス(HD)の清水賢治専務が28日付で就任する。

 会見で港社長は、フジの番組に出演していた中居さんのトラブルについて「人権侵害が行われた可能性のある事案」と言及。これに対する対応に「至らなかった点があると痛感している」と述べ、「私自身が人権への認識が不足していたこと、そのことで、会社全体のガバナンスを十分に機能させることができなかった」と謝罪した。

 トラブルの契機とされる食事会については、社員の関与を改めて否定。ただそれ以前に、中居さんと女性、社員が同席したバーベキューがあったことは確認しているとし、こうした点については第三者委員会に調査をゆだねるとした。

 一方で、役員の進退を巡って…

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