フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の大株主の米ファンド、ダルトン・インベストメンツは23日、不動産事業の分離を改めて求める書簡をFMHに送ったと明らかにした。同社が村上世彰氏らの存在を念頭に買収防衛策を導入したことを「みっともない話」などと批判した。
不動産事業の分離は村上氏も求めており、これに対しFMHは「株主共同の利益が毀損(きそん)されるおそれがある」として応じない姿勢を堅持する。ダルトンは書簡で「株主共同の利益のためには、不動産事業は今スピンオフすべき」だと主張し、村上氏に同調した。
政策保有株式を3年以内に1…