フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の大株主で、6月の株主総会に向けて取締役候補の株主提案をしているダルトン・インベストメンツのジェームズ・ローゼンワルド最高投資責任者が27日、朝日新聞の取材に応じた。FMHの改革の進捗(しんちょく)をふまえ「すでに我々の勝利だ」と述べた。
FMHは今月16日に新たな取締役候補4人を発表し、ダルトンの株主提案に反対すると表明。対決姿勢が鮮明となった。ただ、プロキシファイト(委任状争奪戦)の可能性について、ローゼンワルド氏は、提案は選択肢の提示であることを強調し「これはファイト(けんか)ではなくコンテスト(競争)だ」と話した。
「私に力を与えてほしいとお願いするのではなく、私が株主に選択肢を与えることで彼らを力づける。これは選択のための戦いだ」と語った。
ローゼンワルド氏は今月21…