スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)の地元で、ゆかりある市立長倉小の児童たちが、授業でハワイアンズを内外にPRするTシャツをデザインした。胸に大きくプリントされているのは、ふつうならフラガールかと思いきや、なぜか男性の胸像の写真。この人、いったい誰?
ハワイアンズは来年の1月15日に創業60年を迎えるのにあたり、今月15日に「還暦祭」をスタートさせた。この日は長倉小の6年生がハワイアンズを訪れ、考案して採用されたTシャツ、ハワイアンズのキャラクター「CoCoネェさん」をイメージしたハンバーガーなどの新メニュー、手書きの絵入りパンフレットをステージで発表した。
炭鉱があった時代、長倉小には作業員の住宅団地「炭住」の子どもたちが通っていた。ハワイアンズを運営する常磐興産の社員にも卒業生がいるほか、校歌の3番に炭鉱に触れた歌詞がある。
6年生の23人は「総合的な学習」の授業で昨年度、炭鉱閉山の危機から「ヤマの娘」たちが立ち上がってフラガールとなり、ハワイアンズがうまれた地元の歴史を学んだ。今年度は「湯本温泉とハワイアンズの魅力を内外に発信してお客さんに来てもらう」プロジェクトに取り組んできた。
「炭住の歴史がある学校の僕…