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ボリビアのラパスにある大聖堂で2025年4月21日、フランシスコ教皇の死去を受け、ミサを執り行う聖職者ら=ロイター
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 ローマ教皇庁(バチカン)は22日、フランシスコ教皇の死後初めて、高位聖職者にあたる枢機卿の会議を開いた。26日午前10時(日本時間同日午後5時)から葬儀を行うと発表した。次期教皇を決める選挙「コンクラーベ」は5月上旬が有力視されており、フランシスコ教皇の改革路線の継承が焦点になっている。

 22日の枢機卿会議では、教皇の遺体を23日午前に自室があるサンタマルタ館の礼拝堂からサンピエトロ大聖堂に移すことを決めた。26日に大聖堂前の広場で葬儀を行った後、教皇は自らの遺言通りにローマ市内のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に埋葬される。

 教皇の葬儀には、トランプ米大統領が21日、自身のSNSで、妻のメラニアさんとともに出席すると発表。仏メディアによると、マクロン仏大統領のほか、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席する方向で、各国の首脳らが集う場になりそうだ。

 バチカンの21日夜の発表によると、教皇の死因は脳卒中による昏睡(こんすい)と心不全だった。2月の入院中に発症した肺炎による呼吸不全や糖尿病などの既往症も健康状態に影響を与えたという。

 死因に続いて公表された遺言…

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