Smiley face
写真・図版
2025年4月25日、バチカンのサンピエトロ大聖堂に安置されているフランシスコ教皇に別れを告げようと、列をなして待つ人々=AP
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 21日に死去したローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(88)の葬儀が26日午前10時(日本時間同日午後5時)過ぎ、バチカンのサンピエトロ広場で始まった。160を超える国・地域の元首や首脳、王族、宗教指導者らが参列。「清貧」を貫き、平和を求めた教皇に別れを告げる。

  • 【そもそも解説】次の教皇選ぶコンクラーベとは?密室の礼拝堂で何が

 イタリア内務省は、葬儀の参列者が20万人を上回ると推計。テロ対策で厳戒態勢を敷き、バチカン周辺は飛行禁止区域に指定した。広場と周辺には、信者らが教皇を追悼しようと早朝から詰めかけた。

 一般弔問のためにサンピエトロ大聖堂に安置されていた教皇のひつぎは、前日夜に閉じられた。白い絹のベールが顔にかけられ、ひつぎの中には教皇の人生を記録した証書を入れた金の筒が収められた。

 広場での葬儀後、教皇の遺体は埋葬地であるローマ中心部のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に移される。主要紙レプブリカによると、教皇がバチカンの外に埋葬されるのは、1903年以来だという。

共有