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パリで2024年7月7日、国民議会選挙の決選投票の開票結果が一部判明したことを受け、手を上げる左翼「不服従のフランス(LFI)」の支持者たち=ロイター
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 7日に決選投票が実施されたフランス国民議会(下院、定数577)の総選挙は、事前に議会第1勢力の座が有力視された極右の流れをくむ右翼政党「国民連合(RN)」に代わり、左派の政党連合「新人民戦線(NFP)」が最大勢力に躍進した。仏メディアが「大きな驚き」と呼んだ逆転はなぜ起きたのか。

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 「私たちが勝った!」。選挙期間中に反RNを訴える集会が何度も開かれたパリ中心部の共和国広場。7日夜、開票速報でNFPの予想外の優勢が伝わると、支持者ら数千人の雰囲気は一変し、歓喜の輪が広がった。

 事前の情勢調査でRNの勝利が予想されたためか、当初は失望感が漂っていた。公務員のアドリアンさん(25)は「逆の結果を予想していた。本当に驚き、安堵(あんど)した」と話した。

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