ブリンケン米国務長官と中国の外交部門トップの王毅(ワンイー)・共産党政治局員兼外相は27日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連会合のため訪問中のラオスで会談し、南シナ海問題などをめぐって激しく応酬した。
両氏の会談は、ブリンケン氏が4月に北京を訪問して以来で、今年に入って3回目。米大統領選を約3カ月後に控えたタイミングでの会談となった。
会談は1時間以上に及んだ。米国務省によると、ブリンケン氏は中国によるロシアの防衛産業への支援に「深刻な懸念」を表明。中国が対処しなければ、さらなる措置を取るとも警告した。
また、米側によるとブリンケン氏は、南シナ海での中国の行動にも懸念を示した。米中間で懸案となっている台湾問題についても協議した。
中国は反発
これに対し、王氏は強く反発…