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2024年12月14日、ヨルダンを訪れたブリンケン米国務長官=AP

 米国務省は3日、ブリンケン国務長官が4~9日の日程で日韓とフランスを訪問すると発表した。今月20日にトランプ次期政権が発足するのを前に、日韓両国では日米韓の連携を確認する。

 ブリンケン氏は6日に韓国で趙兌烈(チョテヨル)外相と会談する見通し。「非常戒厳」を出した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が弾劾(だんがい)訴追されるなど韓国政治が混乱するなか、米韓同盟や日米韓3カ国の連携強化を改めて協議する。米国務省は「米韓が共通の価値観に基づいて世界中の課題における協力関係を築く方法を議論する」と述べた。

 6~7日には訪日を予定している。日本側と、ここ数年の日米同盟の強化を振り返るほか、日米韓3カ国協力の継続も議題となるという。ブリンケン氏はその後にフランスを訪れ、欧州や中東情勢を協議する予定だ。

 米韓関係をめぐっては、昨年12月の「非常戒厳」の宣布を受け、オースティン米国防長官が訪韓を取りやめた経緯がある。

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