ブルーベリーのラスクを配る児童=2025年2月25日午前11時7分、相模原市緑区の橋本駅前、三木一哉撮影

 【神奈川】地元の魅力を発信しようと、相模原市緑区の市立旭小学校6年3組の児童が、市の特産品であるブルーベリーを使ったラスクを考案した。25日、JR・京王線の橋本駅前で試食会を開き、街ゆく人に無料で配って感想をたずねた。

 ラスクは「ベリーのとりこ~相模の味~」。総合学習の授業に、子ども目線で開発した地域の土産物をつくろうと決まった。児童が味や食感、パッケージなどを考え、地元の洋菓子店に何種類かを焼いてもらい、試食して決めたという。

 若い世代のアイデアを県が事業化する「子ども・若者みらい提案実現プロジェクト」に応募したところ、小学生部門の最優秀賞を受賞し、今回の試食会が実現した。

 この日は、27人の児童が試作品を手に大きな声で駅を行く人たちを呼び止め、2個入り500袋のラスクを配った。アンケートに回答してもらい、味や香りなどできばえを聞いた。

 吉田光志さん(12)は「知らない大人たちに喜ばれ、がんばったかいがあった」と話した。

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