世界で深刻化するプラスチックごみ汚染を規制する国際条約を議論する政府間交渉会合が30日までカナダのオタワで開かれた。11月にある次回の会合では、条約のとりまとめが予定されており、追加で専門家会合を設けて、議論を加速させることが決まった。
プラごみ汚染をめぐっては、2022年3月、国連環境総会で、24年中に条約を作ることに合意。計5回の会合で条約の内容をまとめて、25年以降に採択することになっている。今回が4回目の会合だった。
昨年11月にあった3回目の会合後、各国の意見を盛り込んだ結果、条約のたたき台となる文章は大きく膨らんだ。今回、複数の案が並列していた表現を絞り込むなどして整理を進めた。
一方で、規制をかける範囲に…