プラスチックごみ汚染に対処する条約策定に向け、韓国・釜山で開かれていた政府間交渉で、バヤス議長は1日夜、全体会合で「合意にはほど遠い」との見通しを示した。交渉関係者によると、合意は見送り、会合を持ち越しにする方針。プラの生産規制をめぐる各国の意見の隔たりが埋まらず、折り合いが厳しくなっていた。
条約づくりに向けた動きは、2022年の国連環境総会で具体化。5回の交渉会合を開き、24年末までに条約の中身をまとめることが決まった。今回が最終回となる5回目の交渉会合で、内容に合意して25年以降の条約採択をめざしていた。
11月25日に始まった約1…