山形県村山市の市立大久保小学校の給食に、温室栽培の「加温サクランボ」が出され、子どもたちがプリプリの甘い実を味わった。
学校のある大久保地区はサクランボ栽培が盛んで、生産者グループが毎年学校に提供している。今年は14日に佐藤錦170粒を届け、全校児童54人に2粒ずつ分けられた。暖房で温度管理したビニールハウスで1月から育て、露地ものより1~2カ月早く収穫したものという。
「いただきます」の後さっそく口にほおばる子も、大事そうに最後に取っておく子も。それぞれ初ものを味わった。5年生の軽部さくらさん(10)は「甘くて、ちょっと酸味もあるサクランボが好き。学校でみんなで食べるともっとおいしい。今年もいっぱい食べたいです」と話した。