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ロシア・レニングラード州で2024年12月26日、ユーラシア経済連合の首脳会議後の記者会見で話すロシアのプーチン大統領。スプートニク提供=AP

 ロシアのプーチン大統領は26日の記者会見で、年末に期限を迎えるロシア産天然ガスをウクライナ経由で欧州連合(EU)側に輸送する協定について、「契約書はなく、(年末までの)3、4日で締結するのは不可能だ」と述べ、来年1月1日から同国経由の天然ガス供給は止まるとの認識を示した。

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 協定については、欧州にエネルギーの「脱ロシア化」を求めるウクライナが延長しない方針を表明。プーチン氏は「我々は常に(ガスを)政治問題化せずに供給することに賛成し、欧州への供給を拒否したことはない」とし、供給停止の責任は、ウクライナや欧州諸国にあると主張した。

 ただ、スロバキアやハンガリー、オーストリアなどはロシア産ガスへの依存度が高く、供給終了への懸念も強い。スロバキアのフィツォ首相が22日、ガス問題を協議するため訪ロしてプーチン大統領と会談。モルドバはエネルギー不足に備え、16日から60日間の非常事態を宣言した。

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