訪問先のロシア南部ソチで2025年5月19日、トランプ米大統領との電話協議後に報道陣の取材に応じるプーチン大統領=ロシア大統領府提供

 ウクライナ侵攻を進めるロシアのプーチン大統領は19日、2カ月ぶりとなるトランプ米大統領との電話協議後、ウクライナの主権を無視し、米ロで停戦に向けた議論をリードしていく姿勢を改めて鮮明にした。トランプ氏の「懐柔」にも手応えを感じており、ウクライナが求める即時の停戦にも応じない構えだ。

 「協議は非常に建設的で、高く評価する。問題は、すべての当事者が納得できる妥協点を見つけられるかだ」

 プーチン氏はトランプ氏との協議後、記者団の前に現れて協議への満足感を示すと、「我々にとって最重要なのは、危機の根本原因の排除だ」と続けた。

 危機の根本原因の排除とは…

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