トランプ米大統領の就任後、ぎくしゃくする米国と欧州、ウクライナを横目に、同国への侵攻を続けるロシアが自らを正当化する主張を続けている。プーチン大統領は和平交渉について、ウクライナや欧州だけでなくトランプ氏にもすべての要求を認めさせる構えだ。
- ウクライナの頭越しにトランプ氏と交渉開始 プーチン氏の思惑は
「我々は自らのものは手放さない。平和で安全な環境で、我が国の安定的な発展を保証する和平案が必要だ」
プーチン氏は6日、侵攻で戦死した兵士の母らとの会合でこう強調。ロシアが「歴史的な土地」と主張して一方的に併合宣言したウクライナ4州の領有権などで譲歩する考えのないことを示した。
トランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領が先月28日の会談で決裂した後、欧州では、停戦への「前向きな姿勢」を求めるトランプ氏に対応するため、様々な議論が続いている。
ウクライナが求める休戦後の…