ロシアのプーチン大統領が9月3日、国際刑事裁判所(ICC)加盟国のモンゴルを訪問することになった。ロシア大統領府が29日に発表した。ICCはロシアのウクライナ侵攻をめぐってプーチン氏に逮捕状を出しているが、ペスコフ大統領報道官はモンゴル側と協議したとし、「懸念はない」と報道陣に話した。
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ICCは昨年3月、プーチン氏に逮捕状を発行。用心深い性格で知られるプーチン氏は昨年8月に加盟国の南アフリカで開かれた新興国グループ「BRICS」首脳会議への対面参加を見送るなど、外遊を大幅に減らした。今回、逮捕状発行後のICC加盟国への初めての訪問となる。
モンゴルの国営通信社も29日にプーチン氏の公式訪問について報じた。フレルスフ大統領が両国関係や協力をめぐって会談し、合意文書の署名式を行う予定だとしているが、逮捕の義務には触れなかった。
プーチン氏はモンゴルで、日…