トランプ米大統領は27日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアのプーチン大統領について、自身のSNSに「彼は火遊びをしている!」と投稿し、改めて不満を表明した。停戦への進展がないことにいらだつ場面は増えたが、対ロ制裁の強化など具体的な行動にはなおつながっていない。
- 「プーチン氏は完全に…」 トランプ氏、停戦しないいらだち示す
トランプ氏は「ウラジーミル・プーチンは、私がいなければ、ロシアに本当に悪いことが既に起こっていたであろうことに気づいていない」と投稿。「彼は火遊びをしている!」と主張した。これに対し、ロシアの国家安全保障会議副議長のメドベージェフ前大統領は、自身のSNSに「私が知っている本当に悪いことは一つだけ。それは第3次世界大戦だ。トランプ氏がそれを理解していることを願っている」と反応した。
トランプ氏は、ウクライナへの激しい攻撃を指示し続けるプーチン氏に対し、時間稼ぎを疑って不快感を示したり、追加制裁に前向きな発言をしたりしてきたが、実際の行動には踏み切っていない。側近のグラム上院議員(共和)らは超党派で、ロシア産の石油や天然ガスなどを購入した第三国にも強い経済制裁と500%の関税をかける法案の成立をめざし、対ロ圧力強化への働きかけを強めているが、トランプ氏を突き動かすまでには至っていない。
トランプ氏は今月19日のプ…