Smiley face
写真・図版
神奈川県

 横浜市教育委員会は7日、市立もえぎ野小学校(青葉区)でプールの給水栓を閉め忘れ、2日以上にわたり、水道水約1261トン、98万円相当を流出させたと発表した。相次ぐ閉め忘れ事故を受け、今年度から給水時と止水時に担当者が二次元コードを読み取り、市教委に連絡するシステムを導入していたが、活用されていなかったという。

 7月4日金曜日の午後、定期的に行うプールの水の濾過(ろか)機の洗浄作業のため、男性教諭がプール本体の給水栓を開放。通常は15分ほどで止水することになっているが、そのまま職員会議に出席し、閉め忘れた。同行した女性教諭は、男性教諭が止水すると思っていたという。

 週明けの月曜日の朝、授業の準備のためプールを訪れた別の男性教諭が気づくまで64時間にわたって、注水が続き、オーバーフローしていたという。

 市教委は、教員個人に賠償請求はせず、現在試行している水位を検知するセンサー導入など、人為的ミスを防ぐ方策を検討していくとしている。

共有