長崎県の対馬空港を離陸した医療搬送用のヘリコプターが消息不明になり、同県壱岐島沖の海上で転覆した状態で見つかった事故で、運航していた航空会社は原因について「全く分からない状況だ」との見解を示した。同社の別の機種のヘリは昨夏も墜落事故を起こしていた。
- 医療用ヘリが事故、海上で発見 6人搭乗、患者ら3人が死亡 長崎
「本当に悲痛の極みだ」
事故で死亡が確認された女性患者(86)を受け入れる予定だった福岡和白病院(福岡市東区)の富永隆治院長は、6日午後8時半から開いた記者会見でこう語った。
今回の事故機を運航していたのは「エス・ジー・シー佐賀航空」(佐賀市)。同社の小型ヘリをめぐっては昨年7月、福岡県柳川市の農地に墜落し、搭乗者2人が死亡する事故が起きていた。
富永院長によると、今回の事…