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墜落した海上自衛隊のヘリコプターSH60Kの同型機=2023年8月15日、豪ダーウィン沖、土居貴輝撮影

 伊豆諸島東方の太平洋で昨年4月、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が空中衝突して墜落した事故で、海自は18日、行方不明だった7人のうち6人の身元を特定したと発表した。「遺族の心情への考慮」を理由として氏名などを公表していない。

 事故は昨年4月20日夜、潜水艦を探知する訓練中に2機が空中衝突して墜落した。搭乗員の1人は直後に収容されたが死亡し、残る7人が行方不明となっていた。

 2機の残骸は水深約5500メートルの海底で見つかり、海自は米海軍と1千万ドル(約15億円)の「有償軍事援助」(FMS)契約を結んで引き揚げ作業を委託。3月に機体が引き揚げられ、その際に複数の遺体を収容していた。

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