アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が立ち上げた米宇宙企業ブルーオリジンは16日、開発中の大型ロケット「ニューグレン」を初めて打ち上げた。試験飛行の位置づけで、ロケット上部は地球周回軌道に到達した。同社は「第1目標は達成した」としている。
ニューグレンは米東部時間16日午前2時過ぎ(日本時間16日午後4時過ぎ)、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられた。約3分後、宇宙へ向かうロケット上部の2段目が切り離され、その後、宇宙空間に達して、地球周回軌道に入った。
ロケット上部には、地上との通信やデータを保存するための機器を載せている。将来的に人工衛星などの積み荷を目的の軌道上に運ぶことを想定した。試験は約6時間の予定。
■再利用でコスト削減…