「ベリーグッドマン」の(左から)HiDEXさん、Roverさん、MOCAさん=©山元裕人

 数多くの応援歌で、挑戦する人の心を奮い立たせてきた大阪出身の3人組ボーカルユニット「ベリーグッドマン」が、今度は阪神甲子園球場での「応援の祭典」で球児らにエールを送る。

 高校球児だったMOCAさん、青春の一幕を吹奏楽部員として過ごしたRoverさんとHiDEXさん。6月1日に開かれる「甲子園ブラスバンドフェスティバル2025」(朝日新聞社など主催)のサポーターアーティストとして、各地から集う8校の吹奏楽部員らと一緒に、「夏」を前にしたグラウンドに思いを響かせる。

 高校時代の思い出や、イベントに来てくれる観客へのメッセージを聞いた。

連載 アルプスの夏音

 高校野球「夏の甲子園」に欠かせないアルプスの音色。球児と一体の吹奏楽部員の思いは、逆転劇を彩る「あの曲」の秘話は。

高3のMOCAさんが、新聞記事で語っていたこと

 ――甲子園の「応援演奏」での高校生たちとの共演になります。

 (R)僕も中学、高校とトランペットをやっていました。ブラバンの先輩として「がんばりや~」と伝えたい。高校野球は特に、周りの支えてくれる人たちの思いが、なくてはならないものだと思います。

 みなさんの応援が勝利を導くし、もし負けちゃっても、その人の本当の力になっているよ、すごいことをしているんだよ、と僕が選手の代わりに言いたいです。

 (H)球場のブラバンは、応援団なんで主役じゃない。でも、それを全力でできるって、成長させてもらえる舞台なんだろうなと思います。このブラバンフェスでは、主役になったブラバンを聴ける。どんなに生き生きした演奏になるか。楽しみです。

 ――MOCAさんは、宮崎県の延岡学園高校の野球部員でしたね。

 (M)3年生だった2006年、チームは春に続き、「夏の甲子園」にも出場しました。宮崎大会では、背番号20でベンチ入りしていました。でも、当時の甲子園のベンチは18人まで。メンバーから外れました。

 アルプス席で大きなメガホン…

共有
Exit mobile version