ベルギーのプレボ外相は2日、ニューヨークで今月行われる国連総会で、パレスチナを国家として承認する方針を明らかにした。自身のX(旧ツイッター)に投稿した。
プレボ氏は、パレスチナの国家承認は「パレスチナ自治区ガザから最後の人質が解放され、(イスラム組織)ハマスがパレスチナの統治に一切関与しなくなった時点」で正式に行うと強調した。
さらにプレボ氏は、ガザでの人道危機やイスラエルによる国際法違反を踏まえ、同国への制裁にも言及。イスラエル企業からの公共調達の見直しや、同国の閣僚2人などをベルギーの「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定する意向も示した。
パレスチナをめぐっては、フランスに続き英国やカナダ、オーストラリアなどが国家承認する方針を表明している。