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 北海道産食材の輸出をめざす会社の間で、インターネットの生配信で商品を売る「ライブコマース」が広がり始めた。海外に販路がなくても、SNSでインフルエンサーに商品を紹介してもらうなど、低コストで各国の消費者とつながることができるからだ。ホタテやラーメンが「爆売れ」する事例も出ている。

 焼きのり製造や食品販売を手がける「ダイホク」(札幌市)の大場啓二社長は今月、台湾でのライブコマースに乗りだす。

 取引がある地元テレビ局が本格的に始める生配信やネット通販で取り上げてもらい、現地向けに出荷する。まず主力の昆布だしを売り出し、味付けのりや他社製の菓子などに広げる。来春には別の商社とも、生配信での受注を始める計画だ。

 これまで台湾のテレビショッピング向けに商品を提供してきた。輸出に初めて挑んだ3年前に声がかかり、初回30分の放送で昆布だし7200本、計1千万円超の受注が入る人気ぶりだった。

 最近はテレビショッピング各…

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