7日午後3時5分ごろ、名古屋市中区栄4丁目のホテルの客室で、男性がベッドの上で倒れているのを従業員が見つけ、110番通報した。男性は死亡しており、愛知県警の調べで、同県春日井市味美町3丁目、会社員栗田尚通さん(32)と判明。司法解剖の結果、死因は首を絞められたことによる窒息死だった。県警は8日、栗田さんが何者かに殺害されたとみて、殺人事件として、中署に捜査本部を設置した。
県警によると、栗田さんは6日夜、名古屋市内の飲食店で複数人の同僚と飲食していた。7日午前、栗田さんと連絡が取れないと妻が会社に相談。滞在先のホテルを知っていた同僚がホテルを訪れ、従業員と一緒に部屋に入り、倒れている栗田さんを見つけた。
室内に争った形跡などはなく、遺体に目立った外傷はなかったが、ベッドのシーツに栗田さんの鼻血とみられる血痕がついていたという。