二輪車の世界販売シェア首位のホンダは22日、二輪車の世界累計生産台数が5億台を突破したとして、自社工場のあるインド西部グジャラート州で記念式典を開いた。インド市場でも単独で初となる通年でのシェア1位を視野に、販売攻勢をかけている。
「画期的で特別な日だ」。同州ビタラプールで開かれた式典で、ホンダ二輪・パワープロダクツ事業本部長の加藤稔さんは強調した。
東南・南アジアの国を中心に今後も市場が伸びていくと想定。インド国内の工場の生産ラインも増やす予定で、「シェア1位を目指していく」と訴えた。
人口が14億人を超え、中国を抜いて世界一になり、経済が成長するインドでは、庶民の足として二輪車の需要が増加。昨年のインド国内の二輪車販売台数は計約1890万台で、今後も増加が見込まれている。排気量が125cc以下で、8万ルピー前後（約13万4千円）のモデルが人気だという。
電動二輪車の開発も
ホンダは1984年、インド…
