ホンダの労働組合「本田技研労働組合」(約3万5千人)は23日、今年の春闘要求の執行部案を決めたと明らかにした。賃金体系全体の底上げを示すベースアップ(ベア)相当額は「月1万3千円」を求める。ここ数年、高水準のベア要求が続いているが、労組側の担当は「依然として続く物価高に対応し、生活の安定につなげるため」としている。
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定期昇給などを含めたトータルの賃上げ要求額は平均1万9500円。実現すれば約5%の賃上げとなる。一時金は6.9カ月分で、過去最高だった昨年の7.1カ月分に次ぐ水準を求める。要求は2月11日に正式に決定する。