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別府湾を航行するホーバークラフト=2024年11月30日、大分市、徳山徹撮影

 2月までに6回の事故を起こし、就航が遅れているホーバークラフト定期航路(大分市―大分空港)で、船にトイレがない問題が新たに浮上した。トイレを新設すれば就航はさらに遅れる見込み。

 大分県は3隻のホーバークラフトを約42億円で購入し、すでに別府湾を観光周遊しているが、3隻ともトイレはない。船舶設備規程などの法令によると、航行予定時間が30分以内ならトイレ設置は不要。

 しかし、海が荒れたときはホーバークラフトの揺れを抑えるために速度を落とす必要があり、大分市から大分空港までの所要時間が40分前後になる可能性がある。このため「トイレが必要ではないか」との指摘が出ているという。

 佐藤樹一郎知事は1日の定例会見で、定期就航のスケジュールについて「見通しが立っていない」と認めた。そして、運航事業者である大分第一ホーバードライブ(大分市)に「県の財産が所期の目的のように活用されていない状況は大変問題がある」と苦言を述べた。同社は取材に「まだ何も話せない」と答えた。

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