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ダッグアウト裏に立つ西川僚祐。試合では無安打に終わり、居残り練習に励んだ。後片付けを終えた額には、うっすらと汗がにじんでいた=2024年5月8日、静岡市清水区
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 今シーズンからプロ野球ファーム(2軍)リーグに参入した新球団「くふうハヤテベンチャーズ静岡」。セ・パ両リーグに所属する1軍チームを持たない2軍限定の球団だ。「究極の育成チーム」(池田省吾社長)で、全選手が、個人として他の1軍球団への「昇格」を目指している。

 新緑がまぶしい5月。本拠地球場(静岡市)で迎えたソフトバンクホークス戦で、3番打者・西川僚祐は、好機に見逃し三振に倒れるなど無安打に終わった。186センチ、98キロ。試合後の特打ちで柵越えを見せた22歳は「今は数字的には打てていないですけど、バッティングの感覚は、去年よりずっといいですね。もう少し、何かをつかめれば」と手応えを感じている。

 西川は野球エリートの道を歩んできた。中学時代は、生まれ育った千葉県の強豪チームで主将として全国制覇し、東海大相模高では1年時から4番打者を経験した。2020年に、ドラフト5位でロッテに入団。将来の主砲と期待されたが、1軍での出場がないまま昨年、戦力外通告を受けた。「育成枠」としてロッテに残る選択肢もあったが「環境を変えたい」と心機一転、トライアウトを受け、くふうハヤテに入団した。

 ロッテの2軍時代は、個人成…

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