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マイナンバーカードの見本(表面)=総務省提供

 マイナンバーカードと運転免許証を一体化する手続きが、24日から全国で可能になる。警察庁のシステムを新たな「マイナ免許証」へ移行する作業に伴い、22~23日は全国で免許の更新などの手続きができなくなる。全国的にシステムを止めるのは1969年の運用開始以降で初めて。

 警察庁によると、一体化は運転免許センターなどで24日の開業時から可能だ。希望者を対象にしており、従来の免許証を持ち続けることも、両方を所有することもできる。

 免許の更新時に一体化する場合の手数料は従来より400円安い2100円で、更新時以外では1500円。新たに免許を取得する際にマイナ免許証を選んだ場合は、従来より500円安い1550円だ。

レンタカー利用にはアプリ有効

 マイナ免許証を取得する際に自治体側から警察への情報提供に同意すれば、住所変更時に必要だった警察への届け出が不要になる。また、マイナ免許証を持っていれば、免許更新時の講習をオンラインで受講できるようになる。

 12日には、マイナ免許証をスマートフォンで読み取り、免許証の情報をスマホ画面に表示させるアプリがリリースされた。マイナ免許証の表面には免許証の情報が記載されていないため、レンタカーなどで提示する際などにはアプリが有効だという。

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