昨年相次いだマイナンバーカードを使ったコンビニでの別人の証明書の誤交付問題で、総務省は16日、新たに高松市で1件の誤交付があったと発表した。システムを開発した富士通側に、原因究明と再発防止を求める行政指導をした。
総務省によると、今月4日、高松市内のコンビニで、別人の証明書が交付されたことに申請者本人が気づいた。また証明書の交付をつかさどる国全体のシステム上でもエラー表示が出て、トラブルが発覚したという。
システムを開発した富士通の子会社「富士通Japan」は昨年、別人の証明書を交付するトラブルを15件起こした。このため昨秋までに、同社のシステムを導入している全国123自治体に対し、修正プログラムを提供して点検を終えた。
ただ高松市は、同社のシステムを導入したのが今年1月からで、修正プログラムの提供から漏れていた。
総務省は、再発防止策を着実…