マイナンバーカードと運転免許証を一体化する手続きが3月24日に始まってから、4月末までの約1カ月間に全国で40万2623人が「マイナ免許証」を取得した。警察庁が2日発表した。免許証の保有者は約8174万人(昨年末時点)で、このうちマイナ免許証の保有者は0.5%になった。
一体化の手続きは運転免許センターなどでできる。免許証更新時に「マイナ免許証」にすることを選べば、更新手数料は2100円となり、従来の更新手数料より400円安い。更新時以外に一体化する場合は1500円だ。
3月24日~4月末に免許証を更新したのは約198万人で、このうちマイナ免許証を選んだのは約34万人だった。
マイナ免許証にする際に自治体側から警察への情報提供に同意すれば、住所変更時の警察への届け出が不要になる。また、免許更新時の講習をオンラインで受けられるようになる。4月末までにオンライン講習を受けたのは1864人だった。
警察庁は「マイナ免許証の制度や取得後のメリットについて、引き続きわかりやすく周知していきたい」と話した。