パリの仏大統領府で2025年6月13日、記者会見を開くフランスのマクロン大統領=AP

 イスラエルによるイランへの攻撃を受け、フランスのマクロン大統領は13日夜、パレスチナの国家承認に向けて米ニューヨークで17~20日にサウジアラビアと共催する予定だった国際会議を延期すると発表した。イランがイスラエルを攻撃した場合には、防衛に参加する可能性も示唆した。

 仏大統領府によると、イスラエルが13日未明にイランの核関連施設などへの攻撃に踏み切ったことを受けて、マクロン氏はトランプ米大統領とスターマー英首相、メルツ独首相に加え、イスラエルのネタニヤフ首相やサウジアラビアのムハンマド皇太子、エジプト、ヨルダンなど中東諸国の首脳らと相次いで緊急の電話協議に臨んだ。

 マクロン氏は同日夜の緊急会見で、核開発を進めるイランの脅威に対するイスラエルの自衛の権利を認めて今回の攻撃に一定の理解を示した。イランがイスラエルに反撃した場合、フランスがイスラエルの防衛作戦に加わる可能性に言及した。

 一方で、「軍事介入よりも外…

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