フランスのマクロン大統領は5日夜のテレビ演説で、62年ぶりの内閣不信任を受けて辞職したバルニエ首相の後任を数日以内に任命すると発表した。左派の提案した不信任案を支持した右翼政党「国民連合(RN)」を「無秩序を選んだ」と非難。自らの辞任については「任期を全うする」と否定した。
フランスの国民議会(下院)では4日、RNが対立関係にある左派の政党連合「新人民戦線(NFP)」に同調して内閣不信任案を賛成多数で可決した。バルニエ氏は5日に仏大統領府でマクロン氏に辞表を提出し、内閣は総辞職した。
マクロン氏は演説で、バルニ…