アナザーノート 中川透編集委員
二つの壁と床にしきつめた大型のLEDスクリーン。実寸大の間取りや階数に応じたながめを映す空間で、来場者が歩き回る。
JR品川駅から徒歩3分、高層ビルの20階にある体感型マンションギャラリーだ。日鉄興和不動産が2023年3月、自社の分譲マンション「リビオ」を売る拠点として開いた。
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ゴーグル型端末ビジョンプロ使い、まるで新居に
今年10月には、アップル社のゴーグル型端末「ビジョンプロ」を使い、新たなとりくみも始める。来場者はスクリーン上の実物サイズの間取りに、仮想の家具を自分好みに配置。ゴーグルをつけると、あたかも家具を置いた立体的な部屋にいるかのような没入感を味わえる。仮想と現実の空間を組み合わせた複合現実(MR)で、新居を体感してもらう。
デジタル化の波で、マンショ…