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パレスチナ自治区ガザから報道を続けてきた、朝日新聞のムハンマド・マンスール通信員

 イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで朝日新聞通信員のムハンマド・マンスールさん(29)が死亡した際に一緒にいて、病院の集中治療室で治療を受けていた妻が意識を取り戻した。病院の担当医が取材に明らかにした。マンスールさんが死亡した当時の状況についても、親族や知人らが証言した。

 マンスールさんの知り合いの記者は、現場に居合わせた目撃者らへの取材から、3月24日午後1時ごろ、マンスールさんがガザ南部ハンユニスの自宅にいたところ、「少なくとも3回、無人機のミサイルで攻撃され、建物が大きく破壊された」と語った。マンスールさんの父親も現場近くにいた住民の話として、「無人機から3発のミサイルが自宅に撃ち込まれた」と話した。

 病院の担当医によると、妻は爆撃の衝撃で頭を強く打ち、緊急手術を受けた。意識を取り戻したが、今も入院中で困難な治療が続いている。当初、マンスールさんの子どもも病院で治療を受けているとの情報があったが、父親は「息子と妻の間に子どもはいなかった」と語った。

 イスラエル軍は朝日新聞の取材に、空軍が3月24日にハンユニスとガザ最南端のラファで空爆をしたことを認め、「(イスラム組織)ハマスと(別の武装組織)イスラム聖戦の数人のテロリストを狙った」と回答した。マンスールさんを狙った攻撃かどうかは明らかにしなかった。

 ガザ当局は同日にマンスールさんの死亡を発表した資料で、「イスラエルによるパレスチナ人ジャーナリストたちの暗殺を非難する」とした。

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