現在販売されているタミヤの全製品約6千点が並んでいる。手前は1/1スケールのミニ四駆「エアロ アバンテ」=2024年5月23日、東京都港区新橋4丁目、小松隆次郎撮影
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 模型・プラモデル大手「タミヤ」(本社・静岡市)の新たな発信拠点「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」が24日、東京都港区新橋4丁目にオープンする。プラモデルやミニ四駆など販売中の同社の全製品約6千点が勢ぞろい。子どもから大人まで楽しめそうだ。開業前日の23日、報道陣に公開された。

 2008年9月から今年5月初めまで営業していた旧店舗の「タミヤプラモデルファクトリー新橋店」の向かい側にあるビルの1階で、移転・リニューアルしたかっこうだ。入り口付近には15年に製作された1/1スケールのミニ四駆「エアロ アバンテ」が常設展示されている。

 旧店舗よりやや広い483平方メートルのフロアに高さ約4メートル、全長約100メートルのジグザグ状の棚が設けられ、プラモデルやミニ四駆、工作シリーズなどがずらり。見本品以外はすべて買える。

 旧店舗と同様、イベントスペースがあり、ミニ四駆の競技会・体験会や工作教室、ワークショップ、トークショーなども開催する予定だ。

 同社によると、以前は子どものころにミニ四駆などで遊んでいた世代を主なターゲットとしていた。新拠点はカップルや家族で楽しめるよう工夫したという。ガラス張りで外から見えやすくし、カフェも設けて明るい印象に仕上げた。運営担当の山本暁(あきら)さんは「新しいファンとの接点づくりを目指す」と話す。

 23日に同社の田宮俊作社長とともに訪れた田宮信央専務は「通りかかった人が興味を持ち、立ち寄ってみたくなるような場所にしたい」と話した。

 営業時間は平日午前11時~午後8時、土日祝日は午前10時~午後7時。(小松隆次郎)

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