ミャンマー国軍から押収されたとみられる武器類。カレン民族同盟(KNU)がSNSで公開した
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 ミャンマー東部カレン州で武装勢力がミャンマー国軍への攻勢を強め、タイとの国境貿易の要衝ミャワディを包囲している模様だ。国軍兵士らが投降したと伝えられ、タイ経由で帰国させるための航空便の運航許可を、国軍側がタイ政府に求める事態に発展した。

 国軍と武力衝突を続けてきたカレン州の少数民族武装勢力「カレン民族同盟(KNU)」は6日、戦闘の末ミャワディ近郊にある国軍の主要拠点を奪い、国軍兵士や家族ら600人以上が投降したと明らかにした。AP通信によると、KNUはミャワディの占拠も間近だと主張しているという。

 国軍統制下の在タイ・ミャンマー大使館は6日夜、タイ外務省に、タイ側のメソト空港への航空機3便の着陸と、ミャンマー最大都市ヤンゴンまでの飛行許可を要請。メソト側に避難した国軍関係者らをミャンマーに帰すための救援便とみられ、タイ外務省も許可を出した。

 だが同省によると、7日夜に1便目がメソト空港を離陸したが、残り2便の運航はミャンマー国軍側が中止したという。理由は明らかにされていない。

 一方、KNUは「国軍兵士や…

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